育児休暇終了まで84日
雪(1/7)
昼寝させようとした13時半ごろ。
ふと外を見ると吹雪。
気付けば庭の人工芝には少し積もりはじめるほどだった。
それを見てすっかり眠気もとんだ息子。
しかし、はじめて見る雪に怖れを抱いている様子であった。
雪が降れば子どもはハイテンションになるという先入観は、うちの息子には通用しないようだ。むしろ「それ、ただの大人の思い込みですよ」というメッセージを発しているかのようにすら思えた。
「外に行く?」と聞いても「雪が降っているから外に出られないな」と理由をつけて頑なに拒否してくる。「いやいや雪が降ってるから行くんでしょうが!」と突っ込みたくなる。
外に行くのをしぶっていた息子だったが、お隣のお兄ちゃんたちが外にでてきて庭でキャッキャと楽しそうに遊んでいる姿を見ると、満を持して「ぼくも外に行く」と外に繰り出すことを決意した。
外に行くと、お隣のお兄ちゃんたちがはしゃぐ姿とは対照的に、その場で凍えながら立ち尽くすうちの息子。雪を触るのもかなり恐る恐る。
それでも集めた雪をお兄ちゃんたちに渡し、雪だるまをつくっている様子を見ると少し笑顔になった。
それから誰よりも早く家の玄関の前に戻り、中に入ろうとしていたので笑えた。
子どもは風の子。どうやらうちの息子にはあまり当てはまらないようだ。
そんな息子だが、家に入ると「雪男つくったの。楽しかった」と言っていた。
どうやら絵本の読みすぎで、息子は「雪だるま」のことを「雪男」と思っているらしいかった。
※一方娘は寒さもなんのその。雪を触って楽しそうに腕をぶんぶん振りまわしていた。