育休ino-9からの→学童保育【いのまん】起業に向けて

男性の育児休暇についての経験を書くという名のほぼ育児日記 から夢を叶えるための日記へ

育児休暇終了日

おわりに(3/31)

妻と出会ったのは大学生の18歳の時。そこから10年以上の月日がたち、結婚してからは5年以上たっている。そんなことを考えている時に、ふと思った。昨年四月から今日までの一年間、育児休暇を取ったことにより、人生で一番長い時間、妻と一緒にいたんだなと。大学は別々だったので会っても週2,3だったし、結婚してからも共働きだったので時間にすると、多分それほど長い時間を一緒に過ごせていたわけではない。しかし、育休中はほぼ毎日、同じ空間で同じ時間を過ごしていた。コロナ離婚なんて言葉もあったので、同じ時間を長く過ごすことを苦痛に感じる人もいるのだろう。しかし、自分にとっては妻や子どもと過ごす平凡な毎日がとても楽しかった。それに人生において、時間とお金を同時に手に入れることは難しいが、育休中はありがたいことにそれが可能な期間だった。最近読んだ本の言葉を借りるなら、まさに「人生のマジックアワー」だった。

妻と出会った時を小説風に言うなら、第一章は「大学生編」。今は第六章「育休編」といったところだった。そして、それが今日で終わる。明日からは第七章「仕事復帰編」へと変わっていく。

いろんな意見や見方があるだろうが、自分はこの一年間を有意義に過ごせた。理由はどうであれ、自分で動いて自分で決断した一年間だったからだろう。なにかの本に書いてあった。「やった後悔は時間とともに薄れていくが、やらなかった後悔は時間とともに濃くなっていく」と。

この先、どんな人生になるかはわからないが、自分の人生を振り返る時がきたら、この一年間を真っ先に思い出すような気がする。子どもたちが結婚しようものなら、結婚式でワンワンと泣いてしまいそうな気がする。それぐらい楽しかった。

だからとっていって声を大にして「男性の育休を義務付けるべきだ」なんてことを言うつもりはないけれど、望んでいる人がいるなら気兼ねなく育休をとれるような、そんな世に変わっていったらいいなと思う。

「せっかく育休をとるなら、なにか書き残してみれば」とアドバイスをくれた上司をはじめ、休み中にも自転車やマラソン大会に誘ってくれた職場の方々。こんな時だからこそ久々に会えた友人。いつも助けてくれるじぃじとばぁばとおいちゃん。そしてなにより長い時間一緒に過ごしてくれた妻と産まれてきてくれた子どもたちに感謝。

さぁ、明日からも楽しい人生になるように自分でものごとを選び取っていこう。

 

令和3年3月31日現在 閲覧数:12807回 見て下さった方々、ありがとうございました。