育休ino-9からの→学童保育【いのまん】起業に向けて

男性の育児休暇についての経験を書くという名のほぼ育児日記 から夢を叶えるための日記へ

学童保育【いのまん】の起業に向けて52日目

5月22日の振り返り

 

昨日(5/21)久々に再会した友だちとの会話が楽しすぎて、飲みすぎて、若干の二日酔いが残るこの日。

この日は退職した職場の運動会だったので顔を出しにいった。立つ鳥跡を濁さず精神で迷惑をかけずに辞めた(と自分では思っている)ので、行くこと自体は楽しみだったけど、久々に会う保護者の方の名前が出てこなかったらどうしよう。という不安はあった。

 

学校に到着。

しょっぱな自転車置き場で「先生!」と声をかけてもらう。「お久しぶりです」と元気よく返事をするが、若干名前が怪しい。「先生がいなくなって〇〇(自分の子)が寂しがってます」と言ってくれたので、そこで名前が一致。「いや~〇〇さんにそういってもらえると嬉しいですね」と楽しくお話できた。これで少しいい流れができて、会う人会う人の名前がどんどん呼べて楽しかった。

(このへん、元プロとして弱い。名前を覚えるのは必須スキルなのに…)

 

そして、最後にもっていた学年の子たちと会えたのはもちろんで、プラスして嬉しかったのが卒業生とたくさん会えたこと。会いたいと思っていた卒業生と次から次に会える。これは引き寄せの法則でいう、いい精神レベルで自分がいれてるってことだろう。もうずっとしゃべりっぱなしで楽しかった。教師やっててよかったなと思えた日ベスト3には入る日となった。教師って現場にいると気付きにくいが本当はとてもいい仕事だ。子どもと話すと自分も当時に戻れたような、すぐにあの時のままのリズムで会話ができる。こんなことは他の仕事ではあまり経験できないだろう。自分は7年で辞めたけど、定年まで行く人は、そんな子どもと何百人って出会えるわけだから。ぜひ、教師を続ける人が増えたらなと思う。

 

そして、もう一つ。運命的な再会。

自分にとっては大げさでもなんでもなく、宇宙的な引き寄せっていえるレベルでの再会。2年前に1年間の育休とった時にも色々アドバイスをくれた先生との再会だ。

その先生はパッと見、元気そうで全然わからなかったが、今、自分が癌であるということを告白してくれた。突然すぎて、理解するまで時が止まったような感覚だった。

 

「帽子をとったら、後ろの毛がない状態なの」と教えてくれた。

 

漫画なんかではよくあるセリフかもしれないが

「なんでこんな素敵な人が癌になるんだ!」という言葉が浮かんだ。

世の中は理不尽だ。他にもっと適任がいるだろ!と叫びたくなる。

なぜ良い人ほど、辛い経験を積まなくちゃならないんだろう。

 

「私が癌になったことにも、きっと意味があると思うの」

 

そう言っていた。癌を受け入れて、そんな言葉をリアルに人に伝えられる強さ。

心から、この先生のようになりたいと思う。

それは自分が目指したい将来の姿そのものだ。

 

将来、自分に地位がなくてもいい。

お金がなくてもいい。

でも、人を励ますことができる精神的強さをもった人でありたい。

 

この先生となにかしたい。それが真っ先に浮かんだ。

もともと、自分で絵本を書いて出版するようなバイタリティー溢れるすごい先生だ。

きっと一緒に素敵なものをつくれる。それに関わり、それを世に出したい。

仕事って本来こういうものだと気付かせてくれる。

 

育休をとった時「育休期間中に絵本描いてみたら?」とアドバイスをもらい「いいですね!」なんて返事をしたまま、結局、描けていなかったけど、今回の再会で、そのことが動き出した気がする。

今回はしっかり形として残したい。やりたいこと。しかも超最優先事項の仕事。

 

ここから2週間ほどは副作用で身体がいうことをきかない状態だと教えてくれたので、その副作用が終わるころ、一番伝えたいことを聞けたらいいなと思う。

 

「私が癌になったことにも、きっと意味があると思うの」

 

仕事を辞めたタイミングで出会えたことに、自分にとってはすでに大きな意味がありました。後悔しない時間を生きる。それを実現していくために、安定した仕事を退職したので。やりたいことをする。その時間にちょっとお付き合いしていただけたら幸いです。お話できる時を心より楽しみにしています。